ギターコンサートin四日市友の会のblog

2020年5月17日(日)18:00~四日市市文化会館で開催予定の「ギターコンサートin四日市」同友の会事務局長のブログです。出演者募集中。募集開始は2020年1月17日です。よろしくお願いいたします。

【福田進一ゲスト演奏】
日本ギターコンクールのゲスト演奏は福田進一氏。

演奏椅子横に置いたマイクを使用してのトーク混じりの演奏。福田氏によるとご自身もこのコンクールが始まった頃出場したことがありいずれも次席で終わったとのことでした、

今日は本選出場者の曲と被らないよう渋目の選曲とのこと。
使用ギターはプログラム広告と同じパリギターコンクール製作者部門で優勝した櫻井製作パリコンモデル。ブリリアントな響き。休憩時間の外野席からは良い意味か悪い意味でかわからないが、金属質の音質とも。

3曲目は今年世界初演されたばかりのポスト武満徹と目される西村朗作曲で仏教の教えを反映させているというパドマ。福田氏によると西村氏は福田氏の出身中学校(船場中?)のライバル中の2年上の先輩で、曲はキリスト教の教えを反映させたバッハのシャコンヌの対局となる作品でやはり15分ほどの大曲とのこと。

琵琶を意識したような響の曲で、何しろ音の数が多い。福田氏も「おたまじゃくし一つあたりいくらになるのだろう。」と冗談を言っていた。福田氏は譜面台にタブレットを置いて楽譜を映して演奏していた。15分の曲の譜めくりはどうするのだろうと思っていたが、タブレットと無線か何かで繋がっているようで、床の足先に置いた板状の機器を時折つま先で踏んで譜めくりしていた。

アンコール曲は次のコンサートで演奏予定というバッハのゴールトベルク変奏曲の冒頭のアリアをコンサートを聴きに来られない人のためにと弾いてくれた。

第46回日本ギターコンクール審査結果
2019年8月10、11日の両日行われた第46回日本ギターコンクール審査結果です。
太文字はギターコンサートin四日市過去出場者です。


オヌール部門(プロフェッショナル部門)  

第一位:該当なし
第二位:森田莉子  
第三位:該当なし
 
本選賞:中子拓矢、宮川春菜、杉田 文、仲山涼太

小学生部門  
(協会賞・金賞):木村 司 (金賞):池田鼓遥 (銀賞):坂上颯亮、的場絢香
(銅賞):林 翔毅、大矢茜子、岡崎智彦 (奨励賞):相原心音、柴田陽生、辰己由空、金谷音緒

中学生部門  
(協会賞・金賞):陳 丙杰 (銀賞):山川寧々 (銅賞):柴田菜花、山﨑沙羅、坂本蒼太
(奨励賞):平﨑友晴、大畑響鈴、上阪在愛

高校生部門  
(協会賞・金賞):日下璃球 (銀賞):大石ジョン琳敦、中村 文 (銅賞):原みゆう、新田晃己
(奨励賞):稲岡鳳雅、大川颯也

大学生部門  
(協会賞・金賞):小玉紗瑛 (銀賞):該当なし (銅賞):三枝克弘 (奨励賞):坂田悠一郎、野際弘登

シルバー部門  
(協会賞・金賞):宮本 馨 (金賞):高橋通康、岡 直樹 (銀賞):宮田 稔、平野健二、河口範夫
(銅賞):吉加江昇彦、阪本滋郎、内田 博 (奨励賞):細井 亨、阿部公男

シニア部門  
(協会賞・金賞):渡瀬清隆 (金賞):大野伊知朗、阪口正英、鈴木信幸
(銀賞):泉 博之、高橋政一、高橋通康、奥野博行 (銅賞):牟木丈夫、土屋和彦、葛和敏夫、赤尾清孝
(奨励賞):新谷幸彦、小川喜一

中級部門   
(協会賞・金賞):河口範夫 (金賞):太田俊彦、陳丙杰、土屋和彦、前田英美
(銀賞):奥野博行、柳田俊一、阪口正英、早井香織、水澤 歩、中村哲一
(銅賞):引地佐登子、鈴木淳一、間石成人、小川喜一、高橋政一、中居達矢
(奨励賞):藤原佑成、森 万里子、秋山智美、寺田加津代、開 順子

上級部門   
(協会賞・金賞):該当なし (金賞):日下璃球 (銀賞):赤座優大、田川有理
(銅賞):志間史崇、横内 愛 (奨励賞):田島秀章、土屋和彦 


(同位は演奏順です)

【日本ギターコンクール観戦?】
2019年8月11日大阪市のザ・フェニックスホールで開催された第46回日本ギターコンクール2日目を聴きに行って来ました。

前日の10日には中級の部と中学生の部に、今日11日にはオヌール部門(プロフェッショナル部門)にギターコンサートin四日市でお馴染みの方々が出場されました。

10日の結果は不明につき後日紹介します。

11日は10:05大学生部門から始まりました。この部門の出場者は4人でした。多分幼い頃からギターコンクールに出ていて大学生になった方々は中級部門からオヌール部門までの上位部門に出場し、大学生になってからギターを始めた方々がこの部門にエントリーするのか、最も出場者の少ない部門でした。
ただ最後に演奏された小玉さんは幼少の頃からこのコンクールで入賞、優勝を重ね、先日8月4日に開かれた山口ギターコンクールでも本選に出場し3位入賞もした実力者で、他に抜きん出た存在でした。多分オヌール部門に出場しても本選に出場できたのではないかと思います。

ちなみに彼女は「なかこだまっきー」というユニット名で今回オヌール部門に出場する中子しん矢さんらとギター三重奏団を結成し、全国で開かれている重奏のコンクールに出場し、8月4日に開かれた山口ギターコンクールのアンサンブル部門で優勝しています。

さて、10:40からオヌール部門開始。一次予選としての録音審査を通過した12名が本選出場を目指してしのぎを削ります。この部門には中子たく矢さんと中子しん矢さんの兄弟が出場。初の兄弟対決。

たく矢さんは高校2年生のコンクール出場以来の挑戦。しかもオヌール部門(プロフェッショナル部門)出場は初めて。現住所のワンルームマンションでは音を立てて練習できないので、サイレントギターというアンプにつないだり、ヘッドフォンを装着して音を出す擬似クラシックギターで練習し、たまにどこかを借りて生ギターで練習するといった不自由を強いられていました。また、大学入試のために速水ギター教室を退いて以来誰にも師事せずに一人で練習してきました。

二番手のたく矢さんは細かいミスが散見。しかし、それより彼が使用したギターは、兄のゆう矢さんが小学生部門に出場するために買ったギターで、そこそこのパフォーマンスはありますが、プロを目指すこの部門にはいささか安めで、ホールで聴くにはやや響きに聞き劣りがし、普段の迫力が感じられません。以前ゆう矢さんが別のコンクールに出た際、たまたま同じ自由曲で雌雄を決する局面があり、顔見知りの関西のギター教室主宰の先生より、負けたとしたら楽器のせい、と言われたことを思い出し気になりました。本当は一柳一雄氏が以前ジュリアン・ブリーム氏が来日する際使用してもらおうと製作した本命ギターを使用したかったのですが、先日帰省した際手違いで持ち帰ることができずに使用できなかったことが憾み。

しん矢さんは一次予選通過者12名中10番目の出場。課題曲、自由曲共にやや大きなミスも。しかし、一緒に観戦?していた兄二人には好評価。

個人的には最後の宮川春菜さんが出色で、他の方々は横並びに感じられました。しん矢さんが高校3年生の時に出場した時はもっとばらつきがあった気がしましが、今回は高次元で拮抗している感じでした。

14:15本選出場者掲示発表。なんとたく矢さんが最終予選を通過して本選に出場することに。兄弟3人で国内の主要ギターコンクールの本選に出場できたのは今回が初めての快挙。

残念ながらしん矢さんは本選出場ならず。期していたものがあったのか、ややしょんぼり。たく矢さんははたく矢さんでまだ実感がわかないよう。

15:30本選開始。本選通過者は女性3人、たく矢さんを含んで男性2人。たく矢さんは二次予選同様2番手。

課題曲はJ.S.バッハのリュート組曲第4番からプレリュード。たく矢さんは2回ほどやや無視できないミスを。続く自由曲もバッハの組曲。弾いた者にしかわからない、途中で止まるかも知れず、また止まったら弾き直しがきかないバッハ。 聴いているこちらも緊張がピークに。しかも自由曲は指定された演奏時間が12分から17分ということですが、たく矢さんいわく12分を切るかも?心配だったので、いつもつけているランニング用ウォッチで時間計測してみたらギリギリの12分15秒。

幸い細かいミスはあったようですが、止まることなく最後まで演奏。本選出場者に恥じない演奏だったと。残り3人の演奏も聴きました。個人的には3番手の宮川春菜さんが二次予選同様他に抜きん出ていると思いました。彼女以外はたく矢さんと同じくらいの小さなミスはあっても決定的なものはなく、順位は曲の難易度の高さと楽器のクオリティーの差で決まるかと思いました。

自分なりに順位予想を立てて一緒に全部聴いたゆう矢さんと比較。1位はどちらも宮川春菜さん。審査発表を待つが予定の18:15を数十分過ぎても始まらない。すると審査に手間取り遅れているとのアナウンス。だいぶ経ってブザーが鳴るもまだ始まらない。散々待たされて19:00もかなり過ぎて審査員ステージ登壇。

発表前の特別審査員の宇賀神先生の講評で日本ギターコンクールが目指すものは何か?というところからの話。それに対する協会の答えは世界的に活躍する若いギタリストの輩出とのこと。この辺りの見解の違いか何かで時間がかかったのでしょうか?

審査結果は2位が一人、あとは本選出場者への本選賞のみという厳しいもの。優勝候補と思っていた宮川春菜さんも本選賞。世界に羽ばたく出場者はいなかったことを示唆している?いやいや、今は雌伏期間ということなのでしょう。

たく矢さんも本選賞受賞。ミスもあり、楽器のポテンシャルが不利だったことを思うと3位以上に食い込むことは難しかったかと思われるので、優勝候補と思っていた宮川春菜さんその他の出場者と同位となったことは結果的に良かったのか?

残念ながらしん矢さんにもチャンスがあるかとと少し期待していた、惜しくも本選出場を逃した演奏者に贈られる審査員特別賞の該当者はなし。

ちなみに大学生部門の優勝者は予想通り小玉紗瑛さん。

↑このページのトップヘ